−相場心理学−
目次くらいの掲載であれば 著作権問題にもならないと思い 上巻の部分だけ掲載しました。
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目次 上巻
推薦のことば
序文
読者への手引き
第一部 相場の理論
第一章 賭けごと
第二章 市場の心理
第三章 相場の波動
第四章 相場の材料
躁短
シンジケート
原料相場の変動と製品相場
為替レートの変動
輸出入リンク制度
第五章
第六章 人気の転換
第七章 人気の測定
第八章 押目買と戻り売
第二部 相場の実際
第一章 繋ぎ
付録
知っておきたい相場用語
| 読者への手引き
本題に入る前に、これから読者が歩こうとしている道順を簡単に紹介しておく方が、読者のためにも著者のためにも非常に都合がよいと思う。 著者はこの書物の内容を大きく二つに分け、第一部を「相場の原理」第二部を「相場の実際」というふうに名づけた。しかしこの分け方はおよそ馬を白い馬と栗毛の馬とに分けるほどにもはっきりしたものではなく、ただ第一部にはあらゆる投機行為につきものの、共通した性格を浮き彫りにした上で、相場というものの一般的な理論を出来るだけ平易に述べようとしたものだし、第二部ではそういう理論をふまえて、実際に相場はどんなふうに展開するか、千変万化する相場にどう対応したらよいのか、という一歩突っ込んだ問題を、単なる投機的観点からだけではなしに、実業を加味した商法として説明してみようと試みたにすぎない。この分け方が間違っているかどうか著者にもよく判らないが、読者が読後振り返ってみて、恰も山登りをしたあとのような自然な盛り上がりを感じていただけば成功だとおもっている。また、別な分け方をすれば、第一部は株式相場論、第二部は商品相場論ということになるかも知れない。その意味で第一部の核心は「人気」だし、第二部の核心は「繋ぎ」だといえよう 以下各章について要約してみよう。 |
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第一部 「相場の理論」 (以下、上巻) 第一章 「賭け事」 われわれが日頃よく知っているいろいろな賭けごとについて多少の知識をもっておいた方が何かと便利だし、それに相場というものの本質には賭けごとに通ずる性質があるので、まず判りやすい手近な出発点として「賭けごと」を説明した。
第二章 「市場心理」 市場で品物を取り引きする時の人間の心理状態の諸相が相場をどんなふうに形成して意ゆくか、売手と買手はどんな立場に立って売ったり買ったりしているのかを説明した。
第三章 「相場の波動」 一瞬もじっとしていない相場の複雑多彩な動きにもそれはそれなりの性格があるということを、心理的な面と景気循環性から説明した。
第四章 「相場の材料」 相場はこの社会の大きな活動の一部として、刻々と変化する環境からつねに影響を受けている。この環境の変化がどのように相場の動きを支配しているか、という問題を、第三章の「相場波動」と絡み合わせて研究し、商品相場、とくに綿糸相場にとって最も大きいと思われるような材料をあげて、その影響の仕方を述べた。
第五章 「人気」 第六章 「人気の転換」 相場は材料だけで動くものではない。材料を見る人間の眼と心によって、はじめて相場にエネルギーが発生する。とくにこの眼と心とが多くの人間の間で一致する時、どんなに訳の判らない爆発性を相場に与えるかということを、人気の分析によって示した。
第七章 「人気の測定」 この訳の判らぬ人気の正体をできるだけ性格に把握することによって、人気相場の限界線を知ろうとするためには、どんな方法があるかを述べ、それについて簡単な説明を加えてみた。
第八章 「押目買と戻り売」 第一部のしめくくりとして、人が相場を張る場合の二つの大きな投機戦法、押目買と戻り売の性格を分析し、一般に売りと買とは投機上どちらが有利であるかという問題にも多少触れておいた。
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第二部 「相場の実際」 第一章 「繋ぎ」 実業に従事している人々は、相場を決して単純な投機の対象としてはみていない。変動する相場の波をどう泳いで健全な商行為を完遂するか、価格変動の危険をどんなふうにして上手に切り抜けるかというような問題を取り扱った。
第二章 「鞘」 (以下、下巻) 定期相場の最大の長所は、いうまでもなく先物取引がゆるされていることであり、この先物取引が成立していればこそ、業者は保険繋ぎの目的を安心して実業に精進でき、ある時は金利の負担から免れ、ある時は商品の手持ちバランスを調整する。そして先物相場が立っていることによって将来に景気変動の幾分でも予測できるから、急場になって慌てることはない。そうした商取引上の色々な便益を享受するためのよすがとしても、鞘の形態の知識が必要になる。この章はそういう意図で述べてみた。
第三章 「鞘と仕手相場」 定期市場はただ業者の利用のために存在しているのではない。それは万人のさまざまな要求にも応じられるようにできている。そうであればこそ、また定期相場は唯一の公正価格として認められるのである。この万人のさまざまな要求ということの中には、むろん大きな思惑売買も含まれている。このような大がかりな投機のために、相場は一時的にひどい歪みを蒙るが、それもまた「必要悪」として包容しなくてはならない。この章ではこうした思惑売買の種類や性格と、その相場に及ぼす影響について説明した。
第四章 「受渡し」 定期市場の役割の一つは、不況の場合は業者に代わって品物を持越し、好況の場合は業者のために品物を引渡すことである。この受渡しがあるために、不当な思惑行為は抑制されもするが、また逆に場合によっては大きな思惑を挑発する。しかしともかく、この受渡しによって商取引がスムーズに流れていくのは事実であり、また受渡し数量の多寡を知ることは、将来の相場の動きを予知する上にはなはだ重要である。この章ではその要点をピックアップした。
第五章 「罫線」 罫線はこれを万能だと信じ込んでいる人には毒だが、これを相場の判断の一つとして活用する人にはなくてはならぬ良薬である。ここでは罫線の見方の一端を合理的に図示した程度に過ぎないが、それでも罫線を頭からバカにしてかかる人には反省される契機になるだろうと信ずる。
第六章 「売と買」 相場には売と買との二つしかないが、それだけにただただ一枚のピン玉を春にも大きな目的と戦略が秘められねばならないのである。この章はそういう意味での指針のつもりで書いた。
第七章 「相場師の資性とタイプ」 相場師という人種は特別な資性を必要とするか、もし必要とすればどんなものかとうい問題から、相場師のタイプを捉えてみた。
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